2020年4月1日水曜日

コロナウイルス感染防止対策 禁止の発想から工夫の発想

 コロナウイルス感染防止で、日本政府から発せられている避けなければいけない3つの条件というのがある。換気の悪い密閉空間,多くの人が密集,近距離での会話や発声,というものである。どうして3つにするのが好きなのか。三位一体?釈迦三尊?そのような教養のセンスを施策に含ませる官僚のいやらしさ?おそらく市民に分かりやすくという趣旨からこのようなものが出るのだろう。法的なきまりは、これはできるこれはできないということを規定する。ある人のこれからの人生を励ますようなものは無い。政府が感染防止をはかるのであれば、これはしてはならないという禁止の要請よりも、こうしましょうという希望の提言の方が良いのではないか。我々平凡な市民にとっては効果がある。
 興行の自粛によって、演奏家などの人々の生活を崩壊させる状況が生じている。文化が無くなる危機だ。これは禁止という発想によって生じた悲劇である。一律には言えないが、演奏会でもそれなりの対策をとれば感染を防ぐことはできるものはある。これはダメあれもダメ全部ダメというのではなく、大切な文化を守るにはもっと個々に配慮した親切な提言が必要だと思われる。前述の三つの状況を避けるという全てを後ろ向きにする取り組みから、たとえば、次のようなメッセージはどうだろうか。①できるだけ文化的な経験をしましょう。②一人の時間を大切に自分に向き合って哲学しましょう。③新しい技術で会話しましょう。これらのような取り組みをしたら、コロナ感染に対して悲観ではなく、工夫する発想が生まれ、前向きな未来が見えてくると思われるのだが。

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