2010年3月7日日曜日

写真に写らない作品

美術作品の色彩の微妙な変化を写真に写し取るのは難しい。僅かな光で変化する表情、絞って一瞬を固定する写真では、人間が瞬間に感じている時間は描き出せない。美術作品を写真や複製ではなく、本物でみることはその価値を感じることである。どんなに高精細なデジタル画像でも、入力装置と出力装置の性能以上のものは表現できない。世界がデジタルデータのみで置き換えられない理由はここにある。写真に写らない、写してもその表情が感じられないような作品は、特殊な価値が見いだされるであろう。

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