2010年3月16日火曜日

デッサンの光空間組立

精密なデッサンには正確な光のコントロールが必要である。デッサン室はほとんどが北向きで直射日光が入らないような場所に位置している。光源ができるだけ遠い、平行光線が理想。環境光もなければ宇宙空間のような強烈な陰影になってしまう。陰影は素直に描けばその通りになるが、絵画にするためには制作者の頭のなかで光の空間を組み立てなければならない。いかにそれらしく見せるかは、見たそのままに描くのとは少し異なる。よく観察して描けるようになった次の段階は、非現実で現実以上のものをつくり上げる技術である。

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