Behringer Deepmind 6
Behringerから2017年発売されたシンセイサイザー。
オシレーターはDCO、1音につき2系統で、6音ポリフォニック。Deepmind12の廉価版。12より小さく37鍵。ポリ数が少ないだけで、音源は同じものである。他、12にあるWiFiが無い。
音源の仕組みは古いタイプのアナログシンセであるが、コントロールは最新のデジタル技術を駆使している。エフェクトを切った音は、昔のショボいアナログシンセ。Roland JUNO-106を真似て作ったとPhat12というコードネームからして、その特徴を出している。JUNOは1DCOだが、subオシレーターがついていて、チープながらも独特の厚みがある。なんか思い出感のある良い音で、テクノミュージックで多様されることに繋がった。Deepmindもそれを狙った作りで、osc1はノコギリ波とPWMのあるパルス波の組み合わせ、osc2はパルス波のみ。でもこれを色々なソースでモジュレーションできるのが、このシンセの特徴である。ありとあらゆるソースを8系統のマトリックスでほぼ全部のパラメーターをコントロールすることができる。発想次第でモジュラーシンセ的な発音をさせることも可能。でもやはりしょぼいアナログなので、そのような音にしかならないのが良い。