印象派のような点描の手法で着彩する子どもがいる。しかし多くの場合、筆致が似ているだけで本当の意味での印象派の表現にはなっていない。印象主義は、自然の光の素直な観察から始まっている。観念的な固有色のみを描くのではなく、太陽の動きに合わせて刻々と変化する光の向きや色合いを、純粋な色調のままキャンバスにとらえるというのが目的である。したがって絵の具はできるだけ濁らせず、隣り合うかすかな色は混ざらないように点描する。子どもの使う色数が少なく、まだらになってるだけで美しくない作品は多く見かける。何故だろうか。
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