冨田勲がイーハトーヴ交響曲で、歌い手として初音ミクを指名した。昨年の初演に続き、今年は全国各地、また賢治のふるさと花巻での公演など、話題に事欠かないすばらしい活動をされている。冨田氏曰く、宮沢賢治の世界を表現するのに初音ミクは最適なキャストで、賢治の妹トシさんの存在も重ねて、この世とあの世を行き来するような永遠に生き続る、まさに時代の最先端の歌手となっている。
命の問題は深い。そして生命は人類の一つの大きなテーマである。人口爆発、気象変動、貧困、環境汚染。ここでミクが台頭するのも必然であろうか。彼女に惹かれる意味を考えてみる必要がある。
2013年10月7日月曜日
2013年10月4日金曜日
色相環を発展的に捉える②
色相環は円環である。色立体と対応させれば、その真上から見たものである。ビルの屋上から各階の様子が見られないのと同様、色相環を真上から見ている限り上下の空間は意識できない。それで以下のように楕円にしてみると、上下に位置する色が見えるようになってくるのである。
2013年9月29日日曜日
色相環を発展的に捉える①
色彩を巧みに扱うには、一般的な色彩理論の体系を踏まえて、さらに経験によって培われる感性も必要である。美術の授業で定番なのは、マンセル表色系やイッテンの色彩論で紹介される色相を円状に配置した色相環をもとにする方法である。赤・青・黄色の三原色の絵の具を用い、減法混色で色環をつくったりするのが定石だ。違った色同士を混ぜて変化させ、別の違った色を作り出す作業はそれだけでたいへんおもしろい。なかなか理論通りの色は出ないが、一度は経験しておいた方が良い体験である。
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