冨田勲がイーハトーヴ交響曲で、歌い手として初音ミクを指名した。昨年の初演に続き、今年は全国各地、また賢治のふるさと花巻での公演など、話題に事欠かないすばらしい活動をされている。冨田氏曰く、宮沢賢治の世界を表現するのに初音ミクは最適なキャストで、賢治の妹トシさんの存在も重ねて、この世とあの世を行き来するような永遠に生き続る、まさに時代の最先端の歌手となっている。
命の問題は深い。そして生命は人類の一つの大きなテーマである。人口爆発、気象変動、貧困、環境汚染。ここでミクが台頭するのも必然であろうか。彼女に惹かれる意味を考えてみる必要がある。
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