2020年4月1日水曜日

Behringer Deepmind6  シンプルだが弄れるOSC

オシレーターはDCOVCOを使ったタイプのアナログシンセではないが、PCMやモデリングなどデジタル演算による発音とはちょっと違った素材感がある。安定したピッチが出せ、それをデジタルでアナログらしくコントロールするパラメーターが用意されている。VOICE PARAMETERSの階層にあるOSC-DRIFTは、オシレーターのピッチを揺らし、PARAM-DRIFTはその他、フィルターなどの値を揺らせる。変化の値は0~255。微妙な値で実際に音に微妙なゆらぎを与えることができる。値255にすると壊れたシンセになる。
OSC1に波形はノコギリ波とPWMの付いたパルス波矩形波。同時に選択できる。OSC2は矩形波のみであるが、両方とも色々なソースを使ってモジュレーションができる。2つあるLFOの最高周波数は1280Hz。これをOSCに入れてFMみたいなこともできる。スペーシーな変態音色作りには向いている。




Behringer Deepmind6  無骨なデザイン

Deepmind6のピッチベンドやモジュレーションホイールは、透明な部品が使われている。Deepmind12のそれも透明であるが、手に触る部分は黒の不透明部品が合わされている。そうでないモデルもあるのかもしれない。12の方が6より手が込んで高級感があるかもしれない。6はベンドが光り輝く。
ボリュームとポルタメントのダイアルがすぐ近くにあり、即座に操作できるところが便利。昔のモジュラーシンセのようなデザインで回すのにも抵抗があって重みがある。オクターブの切り替えもワンタッチ。デザインは後回し、実用重視の重機。ブルやバックホーのようなしゃれた無骨さが憎い。なといってもパネルが鉄。曲げも大胆。このダサかっこよさがbehringer。


コロナウイルス感染防止対策 禁止の発想から工夫の発想

 コロナウイルス感染防止で、日本政府から発せられている避けなければいけない3つの条件というのがある。換気の悪い密閉空間,多くの人が密集,近距離での会話や発声,というものである。どうして3つにするのが好きなのか。三位一体?釈迦三尊?そのような教養のセンスを施策に含ませる官僚のいやらしさ?おそらく市民に分かりやすくという趣旨からこのようなものが出るのだろう。法的なきまりは、これはできるこれはできないということを規定する。ある人のこれからの人生を励ますようなものは無い。政府が感染防止をはかるのであれば、これはしてはならないという禁止の要請よりも、こうしましょうという希望の提言の方が良いのではないか。我々平凡な市民にとっては効果がある。
 興行の自粛によって、演奏家などの人々の生活を崩壊させる状況が生じている。文化が無くなる危機だ。これは禁止という発想によって生じた悲劇である。一律には言えないが、演奏会でもそれなりの対策をとれば感染を防ぐことはできるものはある。これはダメあれもダメ全部ダメというのではなく、大切な文化を守るにはもっと個々に配慮した親切な提言が必要だと思われる。前述の三つの状況を避けるという全てを後ろ向きにする取り組みから、たとえば、次のようなメッセージはどうだろうか。①できるだけ文化的な経験をしましょう。②一人の時間を大切に自分に向き合って哲学しましょう。③新しい技術で会話しましょう。これらのような取り組みをしたら、コロナ感染に対して悲観ではなく、工夫する発想が生まれ、前向きな未来が見えてくると思われるのだが。

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"Slopes"

"Reflexion's no affairs" NOBOKIN

"Schlegel" NOBOKIN

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"Fluid Mechanics" NOBOKIN

"Suddenness and Sadness" NOBOKIN

Before "Freedom of Expression" NOBOKIN

"Zi-Alert";“慈アラート”NOBOKIN