2013年11月27日水曜日

線から立体へ①

線を大切にした立体造形を考える。といったところで、面や量をもとにした立体の世界では的外れな思索と思われる。日本画で大切な線、ドローイングの土台、クロッキーの基本。線は平面でこそ、存在価値がありその威力を発揮する。立体では動きや量感を線の動きとして感じ取られても、見た目では隠れてしまう存在かもしれない。そこを解剖してみるのである。もっとも、彫塑の第一歩は、土台作りである。ほとんど線だ。線で立体を起こせなければその後もろくな作品にはならない。どんな造形でも”線”という要素はたいへん重要である。

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