”楽しかったこと、嬉しかったことを想像して描きなさい” などと、幼気な子供に投げかけてみる。理想的な児童画を生み出す方法である。描き方の技術的なヒントなどを少し与えれば、たちまち類型的な優良作品が出来上がる。
しかし、そんなに簡単なものではない。脳天気に”たのしかった”などと言える者の想像力は稚拙だ。あの大津波の中でクシャクシャになる家や車、人。爆撃で紙のように飛ばされる子ども。劣化ウラン弾でままごとをする子どもも想像してみる。
想像で描きなさいと言うときは、一呼吸し、全てを許容してからやさしく言うべきである。
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