2013年9月29日日曜日

色相環を発展的に捉える①

色彩を巧みに扱うには、一般的な色彩理論の体系を踏まえて、さらに経験によって培われる感性も必要である。美術の授業で定番なのは、マンセル表色系やイッテンの色彩論で紹介される色相を円状に配置した色相環をもとにする方法である。赤・青・黄色の三原色の絵の具を用い、減法混色で色環をつくったりするのが定石だ。違った色同士を混ぜて変化させ、別の違った色を作り出す作業はそれだけでたいへんおもしろい。なかなか理論通りの色は出ないが、一度は経験しておいた方が良い体験である。

2013年9月20日金曜日

iPhone5S "fingerprint" 個人認証について


個人を特定する根拠は何か。姿、かたち、声、身振り。生物学的に個を規定するならば、そこらへんが物理的個人の範囲であろう。だが、個は社会の中で規定され、社会の機能無しには個を識別できない。血筋や身分、家族構成やらなにやらとなると、法的な面で規定することになる。真剣に”犬は家族です”と言われても法的にはどうなのか。家畜でしょう。姿形だけを捉えれば、<指紋 fingerprint>(静脈を含む高度な生体認証)は、現在、ある程度信用のある個人認証の方法である。認証をコンセプトにつくられた芸術作品は数多いが、美術作品題材のテーマになりうる。”個人を特定するシンボルマーク”など。


指紋のデータが、携帯電話に留まる保障はない。
The data of fingerprint, no guarantee to stay in mobile phones.
全てをさらけ出して、平和を祈ろう。
To the public all, Let's hope for peace.

2013年9月9日月曜日

想像力の欠如②

”よく見て描きなさい。” 大切な姿勢である。見ることの難しさは、その行為が人の意識そのものであるからこそ難しい。その瞬間を切り取れる人間は希である。そこに至る時間、根拠、自然に湧き出る昔の記憶、欲望、希望。それらを捨象して、見る行為を純粋化しなければならない。そんなことは、私を含む一般人には到底無理なことである。
でも、よく見て描きなさいと言わざるを得ない。言わなければ見もしないし、考えもしない。少し詳しく言うならば、”よく見て、よく考えてから描きなさい”である。

創造力の欠如①

 ”楽しかったこと、嬉しかったことを想像して描きなさい” などと、幼気な子供に投げかけてみる。理想的な児童画を生み出す方法である。描き方の技術的なヒントなどを少し与えれば、たちまち類型的な優良作品が出来上がる。
 しかし、そんなに簡単なものではない。脳天気に”たのしかった”などと言える者の想像力は稚拙だ。あの大津波の中でクシャクシャになる家や車、人。爆撃で紙のように飛ばされる子ども。劣化ウラン弾でままごとをする子どもも想像してみる。
 想像で描きなさいと言うときは、一呼吸し、全てを許容してからやさしく言うべきである。

"Panopticon" NOBOKIN

"great conjunction 2020"NOBOKIN

"Slopes"

"Reflexion's no affairs" NOBOKIN

"Schlegel" NOBOKIN

"COVID-19" NOBOKIN

"Fluid Mechanics" NOBOKIN

"Suddenness and Sadness" NOBOKIN

Before "Freedom of Expression" NOBOKIN

"Zi-Alert";“慈アラート”NOBOKIN