まずドアミラーを畳んだ。形状によってはこれで少し改善することもある。しかしセキレイは諦めない。少し油断した隙にまたクソである。どうも縄張りを主張しているようだ。鏡に映った自分の姿に反応して、離れる留まるを繰り返すという仮説もある。そもそも留まれないようにすれば良い。有刺鉄線を付けるのも大人げないので、コンビニ袋を被せてみた。音がいやなのかしばらく近づかなくなった。
対策専門業者もあるようです
業者もいろいろです
2011年11月22日火曜日
セキレイとの闘い1
セキレイと闘っている。セキレイが車のドアミラーに留まってクソをたれるのである。一日何度も留まり、その行動も独特で離れたかと思うと次の瞬間直ぐにまた同じところに留まる。それでクソをたれるのだからしばらくするとミラーはクソでいっぱい。車も傷もつき心も痛む。これはいったいなんなんだろう。
水彩色鉛筆の効用2
水彩色鉛筆は、混色の試行錯誤において手軽さがある。絵の具の混色の場合、結果を比較するにはそれなりの手順と労力を要する。水で溶かす前の色鉛筆は、混色のペアを複数作っておいて一気に結果を試すことができる。典型的な印象派の画面作りを試すこともできる。
2011年10月9日日曜日
水彩色鉛筆の効用1
単純作業が心地よい場合がある。思考を停止して、だだひたすら作業する。縄文の時代、無心に石を磨いた頃の記憶を呼び覚まし、単純作業を続ける。これに最適なのが、色鉛筆である。鉛筆で描き、水で溶かす。乾いたらまた塗る。結構な色調になる場合がある。
2011年7月1日金曜日
交換と贈与による色彩学習5
織物の基本は縦糸と横糸の組み合わせなのだろうか。織り方を工夫して斜めにしたりすると変化が出る。三角形、六角形の構造など色彩と組み合わせるとバリエーションが生じる。全体としてみたり、反対に部分を取り出して一つの模様としてみるなど、模様でつくられた色彩の多種な味わいができる。
2011年6月4日土曜日
交換と贈与による色彩学習4
集めた色リボンを規則的に並べる。それぞれのリボンの色を取り合わせて、視覚的におもしろい効果をつける。縦に並べたら上部を固定し、横の色リボンを編んでいく。紙でテキスタイルをつくる。まったくランダムな並び方でも偶然性が生じ効果を得られるが、縦と横に一貫した規則性をつくると、案外とまとまった結果を出すことができる。
2011年5月29日日曜日
交換と贈与の色彩学習3
授業者の間において交流の偏りがあれば、それが集まってくるリボンの色彩として現れる。誰とでも接してリボン交換できる人は、それだけ多くの色彩を獲得することができる。逆に酷ではあるが、人付き合いが苦手な人は、色に多様性が現れない。まず集まった色リボンを組み合わせて色の対比を見る。明暗の差、色相の差、明度が高く彩度も高いパステルカラー。素人がうまく使えない明度も彩度も低い鈍い色。色の性質は比較によって自覚される。
2011年5月24日火曜日
交換と贈与の色彩体験学習2
学習者はトーナルカラーを使ってこしらえたリボン状の紙片を大量にもっている。その場にいる他の学習者も同じ状態である。これから任意に他者と交流をし、その時点で紙片を交換する。ルールとしては、交換は等価であること。つまり、同じ枚数で交換をする。自分の紙片を贈与する代わりに他者の紙片を獲得するのである。これをいってい時間繰り返す。時間とともにもっている紙片の色に多様性が生じる。
2011年5月23日月曜日
交換と贈与の色彩体験学習1
集団で学習するときのアイデア。何種類もセットになっているトーナルカラーを一人二枚ほど配る。誰一人として同じ色のものはもっていない。自分に割り当てられた色紙を1cmぐらいの幅で規則正しく切断し、リボン状の紙片を大量につくる。ここまでが準備。
2011年4月11日月曜日
ブロックを用いた基礎造形3
ブロックの縦横比による制約は、逆に利用すべきである。一番スタンダードなもので1対2や1対1のもの。基本的には1対1のものを複数つなげて大きなパーツになっている。横方向は視覚的にも判別しやすいが、縦方向はよく観察しないと段差を生むことになる。ほとんどが2対1の構造に還元されるのではないだろうか。
2011年4月7日木曜日
川村吾蔵の教材化1
川村吾蔵とは明治後期から大正昭和と、アメリカを中心に西欧で活躍した日本人彫塑家である。長野県佐久市臼田出身。戦争の影響もあってか晩年は帰国し、その後僅かな時間活動するのみで没しているが、それもあってか知名度は殆どない。彼の輝ける業績を再評価し、美術表現や歴史知識を学ぶ目的で教材化を行う。
2011年4月2日土曜日
ブロックを用いた基礎造形2
ブロック接合部は少々複雑な形をしている。この部分を覆う特殊パーツは大切な役割を果たす。いくらかの汎用のブロックと上部が平面のブロック。これらを千個単位でセットにした教材を開発。
ブロックを用いた基礎造形1
単色のブロックを組み合わせて幾何形体をつくる。それをデッサンする。立体の各辺の長さや比率は、自分でくみ上げているから理解ができる。手を使ってかたちを捉える。そして平面に写し取る。一連の動作によってバランス感覚をもって基礎造形練習ができる。
2011年4月1日金曜日
絵巻の可能性1
絵巻は平安末期から鎌倉そして江戸まで、日本独特の世界を描いてきた。近年アニメや漫画の世界で活躍するアーティストが再評価して研究を進めたり、創作活動のヒントしたりするような場面もある。しかし、水彩で描く児童画のように、日常的に描かれているものではない。大和絵のルールを知らなかったら滑稽なものになる。でも、たとえ内容がおかしくても、この形式の可能性はかなり高いと思われる。
2011年3月29日火曜日
美術教材のカタログ3
新素材の開発によって、美術作品に使われる素材の選択肢が広がり可能性は増した。一方で、不要となった教材は廃棄物となり厄介なものとなる。持続可能な経済活動を考えると、強度をもち、扱いに長け、役目を果たした後は適度に分解される素材が期待される。土は自然に還せるが、プラスチックは自然にかえしても何万年もそのままかもしれない。現在の美術教材開発の大きな柱の一つは、3Rである。(reduce, reuse, recycle)
2011年3月28日月曜日
美術教材のカタログ2
美術教材を提供する会社には、少なからず合理的な教材作成のノウハウが蓄積されている。まったく知らない領域に挑戦する場合は、これは一定の助けにはなる。しかし、ものの素材感や応用発展性については、規格化されているがために弱くなってしまうのは必然である。寿命の長い教材案をつくるには、規格品に頼りすぎず、素材一つにかなり長い時間をかけるような初歩的な試みが必要である。
2011年3月23日水曜日
美術教材のカタログ1
美術教材のカタログは、まとまっているものでも幾つかある。質と量で一番だと思われるのが、『新日本造形図工・美術カタログ』。マニアックでよく整理されている『美術出版BBSカタログ』。BBSは美術手帖の会社である。工芸素材が充実している『美術工芸センター』大阪に本社を置く『アーテック』。ここは安いセットでお手軽なものがある。目的にあわせて選ぶのがよい。
2011年3月21日月曜日
ものがたりの作り方4
豆本をつくること。一枚の大きな紙にページを割り付けて、折りたたんで綴じて裁断する。思いついたお話を、ページに記録していく。何も書いていない豆本を用意しておいて、気がついたときに書き込む。まとまればタイトルがつけられるし、時間をおいて書き足して長編のストーリーにすることもできる。本の形をしているだけでメモとは違った上質な扱いが生まれる。
2011年3月19日土曜日
ものがたりの作り方3
3月11日が何の日であるか。これから何十年もさらにその先まで、悲痛な想像をもって語り継がれることになるのかもしれない。巨大地震と巨大津波、それが原因による原発事故。消えてしまった膨大な命の火。被災した子どもたちがものがたりを想像するときに、どうしても避けてとおれない悲しい記憶の数々。それぞれが抱える感情に深く根ざしている何かは、高揚することであれ、悲嘆に暮れることであれ、すべてを取り込みながら新たなものがたりを創造していかなくてはならない。
2011年2月10日木曜日
ものがたりの作り方2
ものがたりには登場人物がいる。人物なりものなりなんでもよいが、そのオブジェが移動し、変化し、他の事物と関わり合ったりする。ただそれだけの動きでものがたりが始まる。美術の基礎造形の方法、音楽の旋律の作り方も同じ取りかかりである。まずは、オブジェを設定することをはじめに行う。
2011年1月10日月曜日
ものがたりの作り方1
歴史的過程において個人主義が進み、作品と個人が分離されることによって、必要以上に個人の主体をとおしての作品鑑賞がなされるようになってきた。ある集団があって、そこで共有される慣習によって個人のものの見方は決まった。しかし、現在は違う。神話や昔話のような大きな共有されるものがたりが希薄になっている。今、個人、集団、社会と各レイヤーを貫く、ものの見方としてのものがたりが渇望されている。
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