2010年3月5日金曜日
表現科の分類
旧来の芸術の分野分けは基本として、教育のための新たなる断面をつくる。哲学、宗教、文学、美術、建築、工芸、音楽、演劇などの分野のもち方。物質系(外界のオブジェに対しての行為)、身体系(一オブジェとしての身体を使った行為)、精神系(意識の働きに注目した行為)。身体と精神は一体のものであろうが、歌を歌ったり運動をしたりといった行為は身体系である。表現科は、名が表現であるからといって、発信することまたその技術のみに注目した科目ではない。
2010年3月2日火曜日
芸術教育のバランス
子どものための芸術教育を考えたときに、現在の日本では少しバランス感を欠いた科目構成になっている。文科省の発する学習指導要領に縛られ、頑なになっているのだろうか。小学校で図画工作や音楽、中学校では美術と音楽、高校になると芸術として、音楽・美術・書道から選んで選択するようなのが一般的な学校である。小学校で近年”造形遊び”などといういものが出てきているが、芸術の専門家でない先生は頭を抱えている。写真や映画、演劇やダンス、メディアアートやパフォーマンスなどへ応用していける基礎が必要。まとめて<表現科>の設置はどうであろう。
2010年3月1日月曜日
アボリジニの文様と色彩
ディジュリドゥには、アボリジニの文様が描かれる。単純なパターンを複数組み合わせるもの。ひたすら点描で取り憑かれたように描かれるもの。このような文様は、何万年もの歴史の中で伝えられ、洗練されてきたものである。素人が真似してその精神性を受け継げるものではないが、子どもの素朴な手仕事には向いている。使われる色彩は、白、黒、黄、赤などである。鉱物や動植物から得られ易い色彩なのであろう。この色彩を自然物から顔料にする作業も魅力的である。
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