2011年1月10日月曜日
ものがたりの作り方1
歴史的過程において個人主義が進み、作品と個人が分離されることによって、必要以上に個人の主体をとおしての作品鑑賞がなされるようになってきた。ある集団があって、そこで共有される慣習によって個人のものの見方は決まった。しかし、現在は違う。神話や昔話のような大きな共有されるものがたりが希薄になっている。今、個人、集団、社会と各レイヤーを貫く、ものの見方としてのものがたりが渇望されている。
2010年9月25日土曜日
紙による立体制作
組み立て式の小さな段ボールを一つ。どのように加工しても良いから『家』を作りなさいという課題を出す。箱のままでもなんとか家に見えるが、工夫次第でかなりの表現ができる。窓を穿つ。パーツに切り分けて再構築する。パーツで家具をつくるなど。
2010年9月21日火曜日
砂の絵1
砂絵とは、色味のある砂を使ってつくる絵である。砂は自然ではどこにでもある素材であり、色もだいたいは渋いので落ち着いた作品がつくれそうである。人工的に作られた砂を使えばそれなりのビビッドな雰囲気にできる。砂でつくるといいえば、チベット密教のマンダラが想起される。長い時間かけてつくり一気に消し去るという儀式。静止した世界に動的な動きを直接加えるという不思議な手法である。
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