2010年5月14日金曜日
デッサンの鉛筆
デッサンに使う鉛筆には描く人によってこだわりがある。日本製品をこよなく愛す人もいれば、ドイツ製を信じて使う人もいる。日本の鉛筆メーカーではトンボと三菱が有名である。三菱のハイユニはよく使われる。濃密な黒、それも黒光りする黒を描き出すことができる。油分のせいか書き味は滑らか。でもテカる。ステッドラーは定番である。つや消しのきれいな黒。ハイユニに比べて硬質な感じがある。どれを使うかは好みであるが、色の違いを体験するのはおもしろい。
2010年5月11日火曜日
練り消しで描くこと
デッサンで使う”練り消し”という特殊な消しゴムがある。練って柔らかくなり、形を自由に変形させて好みの消し具になる。鉛筆や木炭で黒色を加える描画ではなく、黒色から取り去り白を描いていくという方法。加算ではなく減算の方法である。練り消しをうまく使うことは、受験デッサンの様式美のようなものであるが、消すことのみに注目する題材があってもおもしろい。
2010年5月3日月曜日
ダイヤブロックの技術
ダイヤブロックのすごいところは、一つ一つのブロックの完成度である。適度な力で結合でき、また逆に簡単に外すことが出来る。一見なんでもない作業である。しかし工業製品で常に高度な基準を満たすのは難しい。どれ一つとして不具合のあるパーツは無いのである。長年の技術の蓄積と加工技術の粋を集めた結果である。そしてすべては手を使って遊ぶために最高の工夫をもってつくられている。
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